子供は欲しくなかったのに産んだ理由と、産後の正直な感想

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あかちゃん

ずっと子供を産むつもりがなかったわたくし。子供が嫌いとまでは言わないけれど、別に欲しくもないのよね……と思って生きてきました。

が、いろいろあって結局は妊娠・出産を経験。「子供は要らない派」からくるっと手のひらを返したので、友人たちにも大変驚かれました。

目次

自由な時間とお金が減るのが怖かった

なぜ子供が欲しくなかったのかを考えたとき、一番に来る理由は「自由な時間とお金が減るのが怖かった」からだったと思います。

子供がいると自分の時間なんて無いって聞くし、インターネットには「ワーママは無理ゲー」みたいな言説があふれているし、教育費も高そうだし……。そりゃあ我が子は可愛いんだろうけれど、気楽でゆとりのあるDINKs生活を捨ててまで、子供が欲しいとは思えませんでした。

他にも、

  • 家がグチャグチャになるのがイヤ
  • 子供の泣き声が苦手
  • 妊娠出産の身体的負担が怖い

などネガティブな要素ばかりが思い浮かんでしまって、とても「子供を産む」などという大きな決断はできないと思っていました。

ずっと子供を望んでいた夫

そんなわたしが子供を産んだ理由の大部分は、夫が子供を強く希望していたため。

といっても無理強いされたわけではもちろくなく、むしろ北風と太陽の太陽みたいに、日々うんと優しくされ続けていました。するとしだいに、「こんなに良くしてくれる夫に子供を持たせてあげられないこと」の罪悪感をもちはじめてしまい……。

「いっそ離婚して、子供を産んでくれる人と再婚したら?」と本気で話し合ったこともあったけれど、それでも夫はわたしとの子供を望み続けてくれました。

そんな状態が6年ほど続いて、ついに根負け。責任感のある人だし、万が一子供が産まれたことによってわたしがメンタルを崩したり、上手く子育てできなかったとしても、夫が全て受け止めてくれるだろう!

それに夫がリスクを極限まで負ってくれるのなら、“世の人すなる子育てといふものを、わたしもしてみむとてするなり”というのも悪くはないかも……?

という半ばエイヤ!な勢いで、妊娠にトライすることにしたのでした。

子育て、聞いてたほど大変じゃないかも

そんな経緯で妊娠した我が子も、気付けば1歳になりました。ほんとうにあっという間だった!

まだ産後1年と少ししか経っていないけれど、産んでみた率直な感想はというと、「子供を産み育てるのって、聞いていたほど大変じゃないかも」という感じ。

もちろん子の特性や、受けられるサポートの量・質によって子育ての難易度は大きく変わると思うけれど、わたしの場合は大げさに怯えすぎていたようで、やや拍子抜けしているくらい。

下記に、産む前に抱えていた不安に対する現時点の所感をざっとまとめてみます。

自由な時間とお金が減った?

自由な時間はたしかに減ったけれど、保育園に預け始めてからは共働き&両親サポートなしでも毎日時短勤務+副業+簡単な晩ごはんを自炊するらいの時間的余裕はアリ。本も月に5冊くらいは読んでいます。

休日もジムに行ったり、友達とランチしたり映画を見たりしているし、平日夜もたまに出掛けているし。

ただしこれは、夫が激務でなくワンオペ可能という条件のおかけで成立している状態ではあります。あとはもちろん、便利家電もフル稼働!このあたりの話は、また改めて記事にしたいと思います。

お金のほうは子供がまだ1歳なのでなんとも言えないけれど、一応試算してみた限りは、生活水準を変えずに大学の費用まで問題なく出せる見込み。

家がグチャグチャになる?

一時的に家が散らかることはあるけれど、10分くらいあれば復元できるレベルなので、わたし的には許容範囲内でした。子供が寝た後、毎日ちゃっちゃとリビングをリセットするのが習慣になっています。

カオスの申し子こと娘

ただし、リビングに子供のものを一切置かないのは無理なので、インテリアに強いこだわりがあるタイプだったら辛かったかも?

妊娠出産の身体的負担は?

つわりは確かに辛かったです。そこまで重い方ではなかったと思うけれど、24時間エンドレスで船酔いしているような感覚で、仕事の生産性もガタ落ち。というか、在宅勤務にしてほぼ横になっている日もけっこうありました。

出産は無痛分娩の予定だったものの、お産の進みが早くて麻酔を入れるタイミングを逃してしまい、麻酔なしでの出産となりました。これも当然メチャクチャに痛くて、骨盤が割れるのでは?と恐怖しながらいきんだ記憶。

とまぁ、それなりに辛かったはずの妊娠出産なのですが、恐ろしいことに産後1か月くらいから具体的な痛みの記憶がどんどん薄れ始め、今や「痛かったことは覚えている。でも、どんな風に痛かったっけ?」状態。喉元過ぎて、すっかり熱さを忘れてしまいました。

産後は体形が崩れた?

これは半分YESで半分NOでした。

まず体全体が太るとか、たるむだとかのことは妊娠中の一時的なこと。妊娠中に10kg増えた体重は産後2か月半で戻り、プロポーションも半年程度で元に戻りました。

ただし、問題は胸です。わたしは産後半年ごろまで母乳育児をしていたのですが、卒乳後は胸がシュルシュルと小さくなり、妊娠前より1カップ小さくなってしまいました。

まぁ垂れちゃったワケじゃないし、胸の小さいわたしもそれはそれで可愛いよね~とあまり気にしていませんが、妊娠出産を経て体形が変わったことは確かです。

我が子の筆舌に尽くしがたい愛おしさ

何より子供を産んでみて驚いたのが、「我が子の愛おしさは筆舌に尽くしがたい」ということ!いやぁ、「自分の子供は特別可愛い」とは聞いていたけれど、こればかりは実際に産んでみないと全く分からなかったです。

あかちゃん
産後ホヤホヤの我が子

あんなに子供は欲しくないと思っていたのに、今や「子供を産むのって、ヒトの人生においてかなりコスパの良い幸福を味わう方法なのでは?」などと発言して、あまりの手のひら返しに夫を絶句させたりしています。

正直、産後直後から子供への愛情が湧き出てきたわけではなかったのですが、お世話をすればするほど、どんどん愛着が増してくる感じ。自分にも母性本能があったのだなぁと、驚くばかりです。

子持ちの人生は子なしに勝るのか

とまぁ、ここまで子供って良いよ~的な話を書き連ねてきたわけですが、とはいえ失ったもの(余暇の時間とか、バリバリ働く機会とか)があるのも事実。

実際に産んでみて、子供を可愛いと思っている今ですら「子供を産む人生と産まない人生のどちらが幸せか」は分からないし、「子持ちには子持ちの、子なしには子なしの幸せがある」と強く思います。

子供を持つ持たないで悩む人はとても多いと思うし、かつてのわたしもそうだったけれど、結局は自分で選んだ道を正解にするしかないのだなぁと改めて実感。いずれにせよ起こったことは変えられないので、人生、与えられた環境を可能な限り楽しむまでですね。

あかちゃん

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この記事を書いた人

仕事も子育てもほどほどに、頑張りすぎずに過ごしたいな~とゆるく構えている意識低い系ワーママ。2023年に第一子である女児を出産。2024年から時短勤務で職場復帰しました。寝ても寝ても疲れが取れないのが目下の悩み。

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