
2歳なりたての我が子は電車が大好き!自己主張が強くなってきた1歳過ぎからは、自分で選んだ電車の絵本ばかりを「読んで!」と持ってきます。
電車関連の絵本は20冊以上買ったり借りたりしてきたなかで、この1年間、とくに娘が気に入っている5冊を紹介します。
しんかんせんで ビューン

この1年間、もっとも読んだ絵本といえばこれ!「しんかんせんでビューン」(視覚デザイン研究所)です。
主人公の犬の男の子が、初めてひとりで新幹線に乗って秋田から熊本まで行くお話。こまち、のぞみ、さくらと新幹線を乗り継いで行く、新幹線好きにはたまらない内容!
なかでも娘のお気に入りは、東京駅のホームにズラ~っと電車が並ぶ絵が観音開きになるこのページ。

25cm角くらいの大きめな絵本なので迫力満点!よくこのページだけを開いて眺めたりもしています。ページの隅々まで動物や電車が細かく描き込まれているから、大人もついじっくり読みたくなる一冊。

裏表紙には、絵本に出てくる新幹線の一覧が載っています。主人公が乗る電車以外にも、線路上ですれ違ったり、となりのホームに入線していたりと、沢山の新幹線たちが登場する内容。
2歳なりたての娘にはまだ見分けのつかない新幹線もあるので、この先も長く楽しめそうな一冊です。

あいうえお でんしゃ じてん

同じ視覚デザイン研究所の「あいうえお でんしゃ じてん」も、電車好きな娘がドハマリしている一冊。本屋さんで平積みされているのをよく見るので、世間一般でも人気の絵本なのかも?

ひらがな一文字につき見開き1ページの構成で、その文字で始まる電車の名前や駅が紹介されています。たとえば「あ」なら、JR九州の特急「あそぼーい」や沖縄県の「赤嶺駅」など。
大きなひらがなも載っていて、指でなぞって文字の勉強にも使えるようになっています。よく考えられている絵本!娘はまだまだ字の勉強をする年齢ではないので、今は普通の絵本として楽しんでいるところ。

同じシリーズで「かずとすうじの でんしゃじてん」「にっぽんちず でんしゃじてん」もあり、こちらも購入済みですが、娘にはまだ難しいようであまり手に取っていません……来年くらいには楽しめるようになっているかな?
学び要素も多い絵本なので、プレゼントにもしやすいシリーズだと思います。

電車スーパー大図鑑
辞典つながりでは、こちらの「電車スーパー大図鑑」(永岡書店)もよく読む1冊。写真たっぷりの子ども向け電車図鑑です。

図鑑といいつつそこまで分厚くはなく、ちょっとしたテキスト的なソフトカバーのつくり。DVDも付属していて、動画でも電車を楽しむことができます。

新幹線、在来線、在来線特急、蒸気機関車などの有名どころが載っていて、車内の写真なども紹介されている構成。
我が家は東京都在住ですが、娘はこの絵本を熟読するあまり西日本の在来線までしっかり把握するようになり、先日の大阪旅行では「あれははるか!(JR西日本の特急)」「ラピートがきたよ!(南海電気鉄道の特急)」などと話して両親の度肝を抜きました……。

図鑑らしく電車の最高時速なども記載されているので、文字が読めるようになったらますます楽しめそうな一冊。
永岡書店の「こども写真ひゃっか」というシリーズで、ほかにも新幹線大図鑑、サイレンカー大図鑑(そんなニッチな図鑑ある?!)などもあるので買い足しを検討中です。

しあわせの ドクターイエロー
子どもが好きな電車といえば、やっぱりドクターイエロー!もう引退してしまったけれど、人気は健在です。
娘も例に漏れずドクターイエローは大好き。ある日、本屋さんで見つけて買わずには帰らせてもらえなかったのが「しあわせのドクターイエロー」(交通新聞社)です。

物語形式の絵本というよりは、この1冊を通じてドクターイエローのひみつを知ろう!といった内容。
ドクターイエローの車内はどうなっているのか、どうしてこういう形をしているのか……など、大人でも知らないような豆知識が満載!けっこう専門的な話も載っていて、子供を子供扱いしない良い絵本だなぁと思います。

「しんかんせんでビューン」同様に観音開きのページがあって、これが娘は大好き!小さな子供が中を探検する絵が描いてあるのですが、それを「これは娘ちゃんだよ」と言って楽しそうに眺めています。

ふみきりくん
出産してみるまで、「踏み切り」がこんなにも子どもを惹きつけるとは思いもしませんでした。
娘は踏み切りが大好きで、散歩中に見つけると大興奮!プラレールでも踏み切りパーツは大のお気に入りです。YouTubeにも子供向けの踏み切り専門チャンネルは複数あって、一定のニーズがある分野なんだなぁと思い知らされます。

そしてもちろん、踏み切りの絵本だってある!その名も「ふみきりくん」(福音館書店)です。
働きものの踏み切りくんの1日を描いた絵本で、これでもかというほど「かんかんかん」が出てきます。子どもって、擬音語が本当に好きですよね。

この絵本を読むようになってから、娘はプラレールで遊ぶときも踏み切りになり切ってみたりと、ますます踏み切り愛が増している様子。
電車が踏み切りを通る絵本はよくあるけれど、踏み切り自体が主人公の絵本はなかなかない気がするので、見つけられて良かったなぁと思います。

ちなみに0歳代のころは、色んな車が踏み切りを渡る「かんかんかん」(福音館書店)という絵本を気に入ってよく読んでいました!

電車への愛がモチベーションに
この5冊以外にも、我が家には電車関連の絵本がたくさん!親としては、電車に偏らず色んな絵本を読んで欲しいなぁという気持ちもありつつ、電車への愛がモチベーションになって絵本を読んでくれるのは嬉しくも思っています。
読み聞かせは知育的にも大きなプラスになると聞くし、これからも娘の気に入りそうな絵本を開拓していきたいと思います。
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